いきたひ映画上映会 その3 終末期でのアロマケア
実際の患者さんの症例を3つご紹介しながらお話しました。
およそ、世間で広まるアロマとは違うんだということがわかって頂けたかと思います。
このパワポ作成も、実は最後の最後まで構成を考えて、
前日の合同懇親会から帰ってきてから、もう一度組みなおし、
また、映画を観て、懇親会で感じたことなどをシェアできるように作り上げました。

カンタンにアロマテラピーの説明に始まり、
私が使っている精油は、
『無農薬で育てられた植物から抽出された天然物質』で、
『心身の不調を癒し、健康管理に役立てる療法』であること。
症例では、
日本古来のオレ様状態のおじいちゃんが、肌に触れるアロマの香りを使ったタッチケアで、
体が緩んでくると同時に心も緩んできて、
絶対家族の前では見せないであろう、弱音を吐露する姿を少々お話しました。
そんな言葉を受け留めていく場所の必要性を説きました。
小さな女児をおいて先立つ若い母親の心の不安定さを
アロマケアすることで、香りと手の温みが心を支えていたこと。
その心地よさから痛みも忘れられること。
=オキシトシンのお話も含めました。
旦那さんの依頼で頻回慰問させてもらっていたこと。
遺された旦那さんがアロマケアを入れたことで、
苦しまずに穏やかに旅立っていったことに、納得され感謝してもらったことを
具体的な言葉で紹介しました。
3つ目は、小児がんの女児。
大好きなオレンジスイートの香りでマッサージしたら、
メロンが食べれるようになり、便も出たこと。
最期はパパとママとお姉ちゃんにマッサージしてもらって旅立ったこと。
常々、グリーフケアの大切さをお話しているんですが、
どのケースも「もっとやってやれることがあったのではないか」という思いを抱くことなく、
アロマテラピーでのケアができたことで、しっかりとご家族が看取られたケースです。
アロマセラピストの仕事は、決して香りのついたオイルを塗りたくっているのではなく、
想いを受け留めるべくお話を伺ったり、その心を支えていくのが仕事です。
アロマの香りはそのツール。
タッチケアの触れるという行為も心の安寧にとても役立ちます。
映画の中では、抱いて看取る、と紹介されています。
医療福祉の現場でのアロマテラピー導入の成功例も最後に紹介しました。
また、そのお手伝いもさせて頂いています。
地域包括ケアの取り組みがそれぞれの地域で広がっていると思いますが、
他職種連携の中にアロマセラピストという職業が上がってこないのが現状。
今後はアロマセラピストがこの他職種の中に入っていけるようにしていきたいと考えています。

先に帰られた方もみえますが、
お手伝い下さったメンバーと一緒に記念撮影。
たくさんの方にご来場下さりありがとうございました。
いきたひをご覧になられ、また監督や私の講演の中で気づきを得、
心に響くメッセージを受け取って頂けたら、こんなにうれしいことはありません。
これからも心温まるものを伝えていけるように尽力します。
この度は、がん患者会RubanRose三重の初めてのイベントでしたが、
今後の活動にご興味おありの方はお声かけ下さいませ。
また、ピアサポーターとしてお手伝いして下さる方も募集しています。
アロマやハーブが好きな人が集まる患者会として活動したいと考えています。
協会や団体の枠組みは外してと考えていますが、
アロマやハーブを正しくセルフケアとして伝えていけるように、
アロマとハーブの知識のおありの方、また一緒にお勉強して下さる方に限らせて頂いています。
今後とも、がん患者会RubanRose三重をよろしくお願いいたします。
お問い合わせ・ご予約は090-1861-6534(安田まで)か、
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